脱毛後に起こる肌荒れと5つのケアについてお教えします
脱毛サロンでの光脱毛や、病院・クリニックでの医療レーザー脱毛後に、「肌の赤み」や「かゆみ」がでて困っている方は結構いらっしゃると思います。
ですが、絶対に掻きむしってはダメです。掻いてしまい、一度、肌がボロボロになる「肌荒れ」を起こしてしまうと、治るまでに時間がかかりますし、見た目もよくありません。
この困った「肌の赤み」や「かゆみ」ですが、なぜこのような症状がでるのか、解消する方法はあるのか、気になるところですよね。
今回は「肌の赤み」、「かゆみ」、「肌荒れ対策」にスポットを当て、まとめてみました。
脱毛後に起こる肌荒れとやっておきたい5つのケア
脱毛後の肌荒れ その1 肌の赤み・かゆみの理由
光脱毛や医療レーザー脱毛は、熱で毛根にダメージを与える脱毛方法です。熱で毛根を与える際に、毛穴にも熱が伝わってしまい、場合によってはやけどになります。
肌の赤みですが、毛穴のやけどに伴う腫れが、毛穴周辺の肌の表面まで出てしまうことが原因です。
光や医療レーザーは黒い色素に反応します。毛が太く黒い人ほど反応する部分が広くなり、また毛穴も広いため、熱によりやけどを起こす範囲が広くなる傾向があります。
日焼けをした時に、肌が赤くなりやすい人は、脱毛時に赤みが出てしまうことが多いようです。
かゆみが起きる理由も、赤みと同じで脱毛時に起こるやけどによるものです。
やけどは肌が炎症を起こしている状態で、この炎症がひどくなると「かゆみ」という症状が現れます。
かゆみについては、個人差や、体質によるところが大きいので、誰でもなるというわけではなく、かゆみが起こりにくい方、かゆみが起こりやすい方と様々です。
また、やけどやかゆみについてですが、体調によって左右されるということもあります。風邪等で体の保護能力が落ちている時や、生理中等で肌が敏感になっている時は、脱毛を行わないほうがいいでしょう。
脱毛後の肌荒れ その2 何日で治まるの?
脱毛後のやけどやかゆみについてですが、一時的なものなので安心してください。長期間赤みが残ったり、かゆみが続いたりすることはないので安心してください。
どのぐらいで赤みやかゆみが治まるのかといったところですが、これも個人差がありますが、大体2~3日でひく方が多いようです。人によっては1週間以上続く場合もあるそうです。あまりにもひどいようでしたら、脱毛サロン、病院・クリニックに問い合わせたり、皮膚科で診てもらうことも検討した方がいいかもしれません。
赤みは炎症反応ですので、それが治まらない間はどうしても赤みやかゆみが残ってしまいますね・・・。
脱毛後の肌荒れ その3 赤み・かゆみを治すには
ここまでで、赤み、かゆみが一時的なものだということがわかりました。ですが、赤みやかゆみが一時的なものであったとしても、それを我慢するのはなかなか辛いですよね。
赤み・かゆみを通常より早く治す方法がいくつかあるので、ご紹介させていただきます。
肌荒れ対策 その1 保湿ケアをしっかりと
もし、やけどまでいっていないとしても、光脱毛、医療レーザー脱毛は肌の水分を奪います。そのため、施術後の肌はとても乾燥している状態になり、その乾燥がかゆみを引き起こし、肌荒れの原因となる場合があります。
炎症反応が起こっている場合は、肌が乾燥している状態だと治りが遅くなります。脱毛後は、脱毛部位の保湿を普段よりも念入りに行うようにし、肌荒れが起こらないようにしましょう。
この保湿についてですが、赤みやかゆみを鎮めるだけでなく、脱毛後の肌がツルスベ肌になるかどうかにも関係してきます。脱毛が終わったのに肌荒れを起こしてボロボロ・・・、という悲しい自体にならないように、しっかり保湿を行い、ツルスベ肌を目指しましょう。
保湿ケアに使う化粧水やボディクリームですが、余分なものの入っていない、敏感肌用の物を選びましょう。
肌荒れ対策 その2 患部の冷やし方と注意点
ここまで書いてきた通り、赤みやかゆみは軽度のやけどによるものです。やけどを起こしてしまった場合は患部を冷やしますよね。
一番良い冷やし方は、炎症を起こしている部位に冷水で濡らした濡れタオルを当てることです。冷やし方の注意点ですが、冷えピタや凍った保冷剤、氷等、極端に冷たいもので、冷却を行わないようにしましょう。
理由ですが、冷たすぎることも、また肌への刺激となってしまい、それによって、肌の状態がさらに悪化したり、肌荒れを起こす可能性があります。ずっと氷等を当て続けることで低温やけどを起こしてしまう場合もあります。
炎症を冷やす際は濡れタオルで!これを徹底しましょう。
肌荒れ対策 その3 脱毛前後の飲酒はNG
アルコールには血液の流れを良くし、体を温める作用があります。通常時ならもちろん問題ないのですが、光脱毛、医療レーザー脱毛で炎症を起こしている場合は、アルコールはNGです。
血行が良くなって体が暖かくなれば、赤みはなかなかひきませんし、温まることでかゆみを通常よりも、強く感じるようになります。
血行がいい状態で脱毛を行うと、冷やしにくくもなり、赤みやかゆみが発生しやすくなります。脱毛前日の飲酒も控えるようにしましょう。
肌荒れ対策 その4 入浴は避けること
やけどで炎症を起こしている肌は熱がこもっている状態になっています。この熱が赤みやかゆみの原因になっています。
そのような中、お風呂に入って暖かいお湯を浴びてしまったり、湯船に浸かってしまうと、全身が温まり、赤みがまし、かゆみをより強く感じるようになってしまいます。
また、炎症を起こしている毛穴はダメージを受けて免疫力が低下しています。湯船には見えない雑菌がたくさんいます。免疫力が低下している中で、雑菌が毛穴に入り込むと、感染症を引き起こし、炎症が悪化したり、肌荒れを起こす可能性もあります。
脱毛後の解放感から湯船に浸かってリラックスしたい、という気持ちは理解できます。特に日頃の疲れが溜まっている方や、冬場は湯船にゆっくり浸かりたいという気持ちになりますよね。ですが、脱毛当日の入浴もNGです。赤みやかゆみがひいてから、湯船に浸かるようにしましょう。少しの間の辛抱です。
その間、お風呂に入れないというのは辛いものがあると思うので、温めか、少し冷たいぐらいのシャワーを短時間浴び、体をすすぐように洗ってください。その際に脱毛部位をゴシゴシ擦らないように注意しましょう。脱毛後の肌はとてもデリケートな状態になっていますので、ゴシゴシと擦ることで肌荒れを起こす可能性があります。これらを守れば、赤みやかゆみが増すといったことも少なくなると思います。
肌荒れ対策 その5 日焼けをしないように!
日焼けについてですが、こちらも一種のやけど状態です。光脱毛や医療レーザー脱毛でやけどした肌をさらに、日焼けでやけどさせることは危険です。このような状態になると、肌へのダメージが蓄積され、肌荒れを起こし、回復も遅れます。
肌に日焼け止め等のクリームを塗ることも、刺激になるためオススメできません。
できるだけ、服装でカバーするようにしましょう。
どうしても日焼け止めを塗らないといけない場合は、敏感肌用の物を使うようにしましょう。
脱毛後の肌荒れ その4 冷やして保湿!
脱毛初心者の方は赤みやかゆみがでたら、何か異常が起こったのではないか、施術ミス等あったのではないかと心配になってしまいますよね。しかし、ほとんどの赤み、かゆみは一時的なものです。
過度に心配することなく、まずは落ち着いて、冷やしたタオルで患部を冷やしましょう。その後、しっかり保湿を続ければ数日で炎症は治まり、キレイな肌に戻ります。しかし、患部を冷やしたり、保湿したりといった、アフターケアを怠り、掻いてしまうと肌が大ダメージを受け、肌荒れを起こします。そして、いつまでたっても、赤み、かゆみが治まらないといった状態に陥ることになります。
脱毛を全て、脱毛サロンや病院・クリニックにおまかせするのではなく、自分でも施術後に患部を冷やしたり、保湿したり、ケアをしっかり行うようにしましょう。そうすれば、寄り道することなくツルスベ肌をゲットできると思います。